第90回 日本学生選手権水泳競技大会(インカレ水泳)

シード校紹介

男子シード6位

早稲田大学

創部110周年を迎える早稲田大学水泳部の今年のチームスローガンは【Winaffection~勝ちたい想い~】。
「勝利」を意味する“Win”と、互いへの「思いやり」を意味する“Affection”を組み合わせた言葉です。昨年の日本学生選手権では、男女ともに前年より順位を落とし、悔しい思いをしました。あのときの悔しさをバネに、これまで大学水泳界を牽引してきた早稲田の名を再び轟かすべく、トレーニングに励んできました。

さて、チーム早稲田を率いる我らが主将、加納雅也。
高校時代に華々しい成績を残していましたが、大学では自らが追い求めるような結果を残せていませんでした。しかし今年4月の日本選手権では、高校1年時ぶりに100m平泳ぎで自己ベストを更新し、決勝進出。自身最後のインカレで、主将として早稲田を牽引してくれるに違いありません。

同じく最後のインカレとなる、副将・中村克。先に行われたジャパンオープン2015では、男子100m自由形で日本新記録を樹立しました。この4年間で大躍進した彼の泳ぎにも期待が高まります。
その中村の背中を追いかけ、この1年で急成長したのが3年・荒木優介。日々、中村とともに練習する期待のスプリンターです。同じく3年・瀬戸大也はライバル対決が注目されています。男子個人メドレーの行く末が気になるところではないでしょうか。さらに2年の坂井聖人。昨年の200mバタフライ王者であり、同種目4連覇の幕開けです。そして早稲田のホープ・渡辺一平。現在、200m平泳ぎ世界ジュニア記録保持者であり、初めてのインカレでどこまで記録を伸ばせるのか、注目です。

また、女子チームを率いるのは4年・赤尾愉歩。4年生唯一の女子選手としてチームを率い、昨年手放したシード権を奪還しにいきます。最後に、皆さま大注目の大型ルーキー・渡部香生子。先述の渡辺と同様、平泳ぎ種目に出場します。両者、同学年、同種目出場のWワタナベに注目してみてください。

この一年間、全員が互いへの思いやりの気持ちを持ち、日々の練習に取り組んできました。そんな私たちが今年掲げた目標は「男子総合5位以上、女子総合シード権奪還」。我がチームには日本を代表する選手が数多く集いますが、今大会、彼らが背負うのはJAPANではなくWASEDA。110年にわたって受け継がれる「早稲田魂」を胸に、チームで掲げた目標を必ずや達成すべく、男女一丸となって勝利にこだわっていきます。今年も変わらぬ熱い声援を宜しくお願いいたします。
―Winaffection―

文責:早稲田大学水泳部 野中優